漢詩と中国文化
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蘇軾:漢詩の注釈と解説



中国の詩人の理想像は、科挙に及第して国家枢要の人物に栄進し、その傍ら詩を以て政治を論じ、花鳥風月を詠じ、また人生を究明せんとすることにあった。彼らは詩のために詩を書くことを潔しとしなかったのである。そんな詩人としての理想像を極めたものは極めて少ないとせねばならぬが、その数少ないうちの一人として、蘇軾をあげることに、誰も異存はないであろう。

蘇軾はは単なる詩人であることに満足せず、士大夫として深く政治にかかわらんと欲した。そしてその志を詩の中に表現せんと欲した。だからといって、彼の詩は決して観念の産物にとどまってはいない。政治を詠じても、風流を詠じても、蘇軾の詩は人間の血潮が熱くたぎっていることを感じさせる。その血潮の熱さが、蘇軾をして、挫折の多い人生を、陰影豊かなものにせしめた、そういえるのではないかと、筆者は感じている。

筆者の漢詩シリーズのうち、このシリーズでは、蘇軾という詩人を通して、中国の詩人の理想的な生き方の一端を探ってみようと思う。



初發嘉州 蘇軾
江上看山 蘇軾
辛丑十一月十九日既與子由別於鄭州西門之外馬上賦詩一篇寄之 蘇軾
和子由?池懐旧(人生到る處知んぬ何にか似たる):蘇軾を読む
戲子由(宛丘先生長きこと丘の如し):蘇軾を読む
驪山絶句三首其一(咫尺の秦陵は是商鑑):蘇軾を読む
江城子 蘇軾を読む

蘇軾と王安石:新法と旧法の対立
頴州初別子由二首(人生離別無くんば誰か恩愛の重さを知らん)蘇軾
遊金山寺(江南江北青山多し):蘇軾を読む
六月二十七日望湖樓醉書其五(故郷此の好湖山なし)蘇軾
飲湖上初晴後雨二首其二(若把西湖比西子 淡粧濃抹總相宜)蘇軾
六月二十七日望湖樓醉書(望湖樓下水天の如し):蘇軾を読む
吉祥寺賞牡丹(人は老いて花を簪し自からは羞じず)蘇軾
夜泛西湖五絶其四(月の黑きを待ちて湖光を看ん)蘇軾
望海樓晩景五絶:蘇軾
山邨五絶其三(老翁七十自腰鎌)蘇軾を読む
春夜(春宵一刻値千金):蘇軾を読む
長短句,令妓歌之:蘇軾の詞
水調歌頭:蘇軾の詞
喬太博見和複次韻答之(百年三萬日):蘇軾の詩
東欄梨花(人生看得幾清明)蘇軾
陽関詞(明月明年何処看)蘇軾
月夜與客飮酒杏花下:蘇軾の詩を読む

蘇軾の投獄
蘇軾獄中の歌(1)是る処の青山骨を埋む可し
蘇軾獄中の歌(2)
初到黄州:蘇軾
定恵院海棠詩:蘇軾を読む
東坡八首(敘):蘇軾
東坡八首其一:蘇軾の詩を読む
東坡八首其二:蘇軾を読む
東坡八首其四:蘇軾を読む
東坡八首其五:蘇軾を読む
臨江仙 蘇軾
東坡:蘇軾を読む
食猪肉(東坡肉):蘇軾を読む
前赤壁賦:蘇軾を読む
後赤壁賦:蘇軾を読む
念奴嬌:蘇軾を読む
寒食雨 二首(一):蘇軾を読む
寒食雨(二):蘇軾を読む
洗兒:蘇軾を読む

滿庭芳:蘇軾を読む
贈東林總長老:蘇軾を読む
題西林壁:蘇軾を読む 
蘇軾「子の死を哭する詩」
次荊公韻:蘇軾を読む
帰宜興留題竹西寺三首(其一):蘇軾を読む
渓陰堂:蘇軾を読む
漁父:蘇軾を読む
贈王寂(靑山斷ゆる處是れ君が家):蘇軾を読む
海市詩並序:蘇軾を読む
恵崇春江暁景(其一):蘇軾を読む
書晁補子之所蔵与可画竹三首(其一):蘇軾を読む
書李世南所畫秋景二首(其一):蘇軾を読む
書王定國所藏煙江疊嶂圖:蘇軾を読む

蘇軾、杭州知事となる
再和楊公濟梅花十絶其八:蘇軾を読む
劉景文家藏樂天身心問答三首戲書一絶其後:蘇軾を読む
臨江仙・送錢穆父 :蘇軾を読む
白楽天にならう:蘇軾を読む
西塞風雨:蘇軾を読む
聚星堂雪(並敘):蘇軾を読む
和陶飮酒:蘇軾を読む
東府雨中別子由:蘇軾を読む
慈湖夾阻風五首其二:蘇軾を読む
八月七日初入カン過惶恐灘:蘇軾を読む
十月二日初到惠州:蘇軾を読む
詹守攜酒見過用前韻作詩聊復和之:蘇軾を読む
和陶歸園田居六首其三:蘇軾を読む
陶和歸園田居六首 其四:蘇軾を読む

食茘枝:蘇軾を読む
西江月(梅花):蘇軾を読む
除夕訪子野食焼芋戯作:蘇軾を読む
縦筆:蘇軾を読む
汲江煎茶:蘇軾を読む
和陶郭主簿二首:蘇軾を読む
澄邁驛通潮閣:蘇軾を読む
烏喙は本と海獒なり:蘇軾を読む
過嶺:蘇軾を読む 
答径山琳長老:蘇軾を読む



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