漢詩と中国文化 |
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食茘枝:蘇軾を読む |
蘇軾の五言絶句「茘枝を食す」(壺齋散人注) 羅浮山下四時春 羅浮山下 四時の春 盧橘楊梅次第新 盧橘 楊梅 次第に新たなり 日啖荔枝三百顆 日に荔枝を啖ふこと三百顆 不辭長作嶺南人 辭せず長へに嶺南の人と作(な)るを 羅浮山のふもとは一年中春のようだ、ミカンや梅が次々に実を結ぶ、毎日三百個もの茘枝が食べられるのだ、このままずっとここで暮らすのも悪くはない 蘇軾は茘枝の実を好んだようだ。毎日三百個も食うというのも尋常ではない。これが食えるなら、このままこの地で暮らすのも悪くはないと、流謫の身にかわからず、生活を楽しんでいる風が伺える。 |
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作者:壺齋散人(引地博信) All Rights Reserved (C) 2009-2012 このサイトは、作者のブログ「壺齋閑話」の一部を編集したものである |